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私は何をしたいのか

 こんにちは、髙山です。東海、関東も梅雨入りしましたね。私は紫陽花の咲くこの時期が割と好きなのですが、この梅雨が明けるといよいよ暑い夏が来ると思うと今から気が重くなります。

 志望理由書を添削していると、志望理由書というものの目的を考えて書いているのかな?と疑問を持ってしまう答案を目にすることが少なくありません。AO入試における志望理由書の目的の一つは「私」の意欲を相手に伝えることにあると思います。当然この場合の相手は、志望理由書を実際に読む、志望先の入試関係者となります。見ず知らずの受験生が書いた志望理由書を読み、そこから合否判定の選別がされるわけですから、なぜ数ある中からその志望先を選択したのか、そして、進学して何について学び進んでいきたいのか…最低でもこれらが明確にされていなくては「私」の進学意欲を伝えることは難しいと思います。多くの志望理由書では自身の志望動機を述べることに力は入っていますが、進学してからの学びについておまけのようなボリュームになってしまっていることが少なくありません。私は大学で何をしたいのかということをしっかり考えることが志望理由書の基本となると思います。

 大学全入と言われる昨今、目的を見失い中退してしまう学生が問題となってきました。学生自身にとっても残念な事ですが、大学にとってもドロップアウトしてしまう学生が増える事は不名誉な現実であると思います。志望理由書において、進学してからの学びを明確にできるという事は、ドロップアウトの可能性を否定する材料にもなるわけです。志望先に「私」をアピールする数少ない材料としても志望理由書はあります。自分の考え、意欲、将来などについて、自問自答を繰り返して、自分の問題を自分の事として考えながら取り組むことが必要であると思います。

 そして、それらを文章で表現する手書き答案について・・・残念なことに非常に雑で読みにくい文字もあります。小学生の頃に言われたことは無いでしょうか?「丁寧に字を書かないとテストで×になるよ!」という、それに近い話です。上記で述べたような、自分の目標や方向性を明確にすることは重要ですが、それらが読めない事にはどうにもなりません。志望先に「私」という人物をアピールするための手段ですから「私」の真剣さも誠実さもそこに織り込む意識は重要です。「丁寧にしっかりと書かれた字」もその材料の一つであると認識して欲しいと思います。そして、昔から「字は体を表す」と言われています。文字を書く機会が圧倒的に減少している現代において聞かなくなった言葉であるかもしれませんが、丁寧な書き文字が他者に悪い印象を与えるという事はまずありません。手書きの志望理由書を前に、もし面接官から「字が雑ですね、読みにくいですね」と言われたら、どんな返答ができるでしょうか?そういった事を想定していく想像力も大切ではないでしょうか?

 入試は期間限定の人生のイベントです。そしてAO入試は通常の勉強と異なる切り口で臨む、そのための準備が必要となるものです。限られた時間を使い、様々な想像力をフルに働かせて誠実に、そして全力で取り組んで欲しいと思います。

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