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『ゼロから1カ月で受かる 志望理由書のルールブック』刊行

代表の神崎です。

7月20日、KADOKAWAより拙書『ゼロから1カ月で受かる 志望理由書のルールブック』が刊行となりました!

一度年始に言語化したものの、ブレイクスルーする契機があり、4月から再度書き直し、ようやくお披露目することができます。

この書籍、志望理由書の学習参考書の姿をしていますが、実は教育現場での絶え間ない探究とキャリア形成と対話の必要性を説いたものです。受験知よりも探究知。
私は高校生の探究心を育み、世界創出の試みが当たり前のように行われる世界にしたいし、その一人であり続けたいという願いを込めました。

さまざまな探究と無意識の域に沈む経験が自覚され、未来とキャリアをつくる。そうした豊かな学びの環境は学校や先生方、地域や家庭、そして高校生とともにつくるもの。
経験と対話と内省、そして再構成。その根に必要なものはgrowth mindset。
そうした歩みの大切さが伝われば世界が変わる。
世界をこの手でつくる高校生がたくさん生まれることを望んでいます。
皆様に私の願いが届けば嬉しいです。

この書籍では私が普段用いているメソッドをそのまま公開しています。ただ、長年指導している中で、スキルだけでは受からない。マインド(志)が大事だということが分かりました。そのことを率直に伝えています。(ただ、ジェネレーターとしての私のテクニックは高校生個々によって違うので、載せられませんでした…)

そして、井庭崇先生の『クリエイティブ・ラーニング(慶應義塾大学出版局)』いわく「ジェネレーター」の存在が不可欠です。つまり、高校生に関わる大人が共に未来をつくる仲間になれるか。
決して答えを与えるだけではまずいし、ましてや受験をメソッドだけで捉えるような浅ましさを植え付ける行為をしてはならないと心に刻みました。

この書籍が広まると教育業界で模倣が生まれるということ、異論反論が起こることは承知しています。
それでも、本気で書きました。

この書籍は教育業界のAO・推薦入試の指導水準を上げることを意図しました。
某樋◯式から30年以上、キャリアカウンセリング理論をもとにした指導メソッドが生まれて20年近く。
しかし、業界ではメソッドがほぼ進化せず、模倣に模倣を重ねています。新しく見えて、相似形。
数十年単位でアップデートしていません。
相変わらずの「きっかけ」主義。過去志向。
私も10年くらい前に教科書会社で志望理由書の副教材を書いたけれど、数年後には判を押したように似たような教材が増えたという経験があります。その時の自分のメソッドも、恥ずかしながら相似形。
でも、今回の書籍は構成主義や構造主義、ナラティブキャリアデザイン、デザイン思考、プロジェクトといった流れを汲んだもの。未来志向。
ということは、今後はこの書籍のアップデートされたメソッドがリメイクされ、業界も底上げされていくということなわけで…
 

時間はかかるかもしれませんが、この書籍の効果がジワジワ出てくることを期待しています。
そのうち、相似形の学習参考書や副教材が出始めると思います。

一方で、AO・推薦入試をテクニックで乗り切れると勘違いしている指導者がいます。
いまだに代筆なんかで乗り切ろうとする予備校や塾や学校もあるし、志望理由書のストーリーを傲慢にも塾側が提示するケースも耳にします。
高校生のキャリアを大学合格の名の下に破壊する輩が後を絶ちません。
メソッドを真似するだけでは高校生の未来創造には繋がらないし、傲慢さが窺える大学受験になり下がることを懸念しています。
こうしたプレイヤーに対して、警鐘を鳴らす意味を持たせました。

また、多分大学の先生方やアドミッションオフィサーにも読まれるでしょうから、私が入試を設計するならどう考えるかを語っています。
ブルームのタキソノミーベースで、大学側が学生の育成ストーリーを描く必要性を述べました。
ただ、以前某大学で担当した教学委員会の研修会の席で、教育学科の大学教員に「ブルームのタキソノミーの話は中等教育では通用するかもしれないが、大学教育は訳が違う」とものすごい勢いで言われたことがあります。少し残念…
しかし、IBもICEモデルも大学入試改革も同じ血が流れていますので…
色々意見はありそうだけれど、こういう回答があってもいい、というくらいで見てもらえれば嬉しいです。
これで少し大学入試も高校生の才能を掬うものに変わってくれることを期待しています。

闇の世界を、私ならどう変えるか。
私なりの戦い方は、『志望理由書のルールブック』の刊行です。

とはいえ、伝染するにしたがって変質するものですし、そもそも私の力不足で多くの人に伝わるかどうかはわかりません。
また、異論反論が起こることは承知の上です。
 

そんな感じで、今までの贖罪の意味を込めて、とりあえずの総決算の意味を込めて書きました。

ぜひお読みいただき、ご信頼いただけましたら、弊塾までお越しください。

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