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思う事を伝える難しさを考える

こんにちは、髙山です。志望理由書を添削していて常日頃から思うところについて、誰の書いたどの答案について…と言うことではありませんが漠然と並べてみたいと思います。

 

「生徒の気持ちがわかる教師になりたいです」

もちろん違う方もいますが、小中高のどの課程か、何の教科の教師になりたいのかが書かれていないケースが多々あります。特に小学校の先生は「クラスの先生」ではありますが、皆一律に大学で学んだ専門科目を持っています。教師になる学びは必須として、プラスどのようなテーマで研究活動をするのかを忘れずに考えて欲しいと思います。

 

「将来は警察官(公務員)になって、市民の生活を支えたい」

警察官(公務員)には高卒での挑戦も可能です。将来の目標があることは素晴らしいですが、では、なぜ大卒枠で考えているのか、警察官(公務員)になるためになぜ大学に進学しようと考えたのか、この点を考えて欲しいです。

 

「患者さんの気持ちに寄り添える優しさを持った看護師になりたいです」

もちろん思いやり、気配りなどは備わっているに越したことのない大切なことです。しかし、医療従事者に一番大切な事はまず、生命を預かる責任感、正確な知識と技術ではないでしょうか?その上に成り立つものであることを考えてみて欲しいと思います。

 

「大学に入って語学を頑張りたいです」

英語に関しては殆どの人が現在進行形で学習中であると思います。なぜ大学に入ってから頑張るのでしょう?本当に学ぶ気持ちがあれば、今この時から、独学でも、ラジオ講座でも語学を学ぶことは可能です。

 

「進学すれば貴学でコミュニケーション能力を高められると思い志望しました」

大学に進学したからと言ってコミュニケーション能力は急に身につきませんし、そういった機会をわかりやすく提示してもらえるわけではありません。本人の心掛けと取り組む意欲の問題なので語学と同様に入学を待つ必要は無いかと思います。

 

・・・毒のあるコメントだと思われた方もいらっしゃると思いますが、少し意識するだけで変わるという意味であえて例として挙げて書かせていただきました。「研究機関である大学で何を研究するために進学するのか」ということが志望理由書で非常に重要な点となります。細部について言葉が足りない文章は、その研究テーマについても説明が足りない、説明が浅いという傾向があります。当然すぎて、自分の中では筋道が立っているが書くことを失念しただけであるかもしれませんが、簡潔にする必要はあるものの、見ず知らずの人に自分の考えていることを、自分の意欲を伝えなくてはならないという点を再確認して欲しいと思います。

 

私自身の事ですが、入学後、シラバスを片手に受講する講義を考えている時「もう苦手な古典で苦しまなくていい、嫌いな数学をやらなくていい、自分の好きな事だけ勉強すればいいなんてなんてシアワセなんだ!」と心の底から思ったものです。大学は自分が選んだ学びの道を思いっきり追求できる場です。好きな事を好きなだけ学べること、それを生活の中心にしていいということに喜びを感じる経験をぜひして欲しいと思います。

 

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