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熱く進んでみよう

高山です。少し前の日経新聞の広告欄に「トップメッセージ特集」として28大学の学長メッセージが掲載されていました。進学情報サイトが取りまとめている全面広告でしたが大学の沿革や特色、各校の特色をアピールしています。その中で、表現は様々ではありますが「生き抜く力」「未来を創造する」「社会を生き抜く」「新たな時代を生きる」などの言葉が目立ったキーワードとして述べられていました。

 

高度成長期の始まる1950年代頃は、40%ほどもあった中卒の就職率は時代の流れと共に変化し、現在0.5%未満となっているそうです。そして、高校卒業後の進路としては、大学、短大への進学率が約54%、専門学校が約16%、全体の半数以上が進学を選択していることになります。これら進学を選択した学生さんたちの中で具体的な目的、具体的なテーマを持って進学した人がどのくらいいるものなのか、就職して自らを養うという選択肢もある中で高額な費用を費やし、年単位で学ぶことを選択したのですから、日頃から高校生の志望理由書を目にする機会の多い私としては内情に非常に興味があります。

 

私は長く腱鞘炎を患っているため、定期的に整体、鍼灸で施術を受けています。高校を出て、専門学校で柔道整復師と鍼灸師の資格を得て3年目だという女性が担当してくれますが、高校生の時に部活動で怪我をしたことがきっかけでこの仕事を志した。毎日が勉強で、定年も無いこの仕事を動ける間は一生続けていきたいと思っていると話してくれました。進学と将来の職業が直結している専門学校の場合は、多くの面で自分の将来が入学の時点で見えやすいのだと思います。しかし、大学はまた状況が異なります。確かに、明確なビジョンを持って受験に臨み進学したとしても、在学中に方向性が変わることもあるかもしれません。中には大学院進学を考え、長く学生をする人もいます。毎日の取り組みの中で方向転換も当然あるでしょう。それもまた多くの選択肢の中の一つであると思います。問題は、そういった取り組みの中で世界が広がることから方向性が変わるというものではなく、なんとなく進学したら想像と違う世界だったので方向転換…というパターンです。

 

人生、そんなに思った通り行くことばかりではありませんので、挫折も失敗もあるでしょう。しかし、どのような場合も経過が大切なのではないでしょうか?「割と好きだと思ったから」「小さな頃から得意だったから」確かにそれらが将来につながることもあるでしょう。しかし、もっと踏み込んだところまで踏み込むことが高校を終わろうとしている年齢には必要ではないでしょうか?調べる、考える、そして追求することを省略しては明確な答えには辿り着けないと思います。

図書館司書に憧れたら、関連することをとことん調べてみましょう。保育士を考えたら自分がどうしていくことが必要なのか考えてみましょう。志望理由書を読んでいると、なんとなくの知識と考えで書いた文章とそうでないものは明確に言葉が違います。文章から、文字から熱意は伝わるものです。ぜひ、「生き抜く力」「未来を創造する」「社会を生き抜く」「新たな時代を生きる」そんな想いにつながる、熱い志望理由を整えてみてください。

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